退職願・退職届の正しい書き方
さて、予告どおり退職願・退職届の正しい書き方をお伝えいたします。
まず、封筒の書き方ですが、表に「退職願」あるいは「退職届」と記入し、裏に部署名と氏名を記入するのが一般的でしょう。
当たり前といえば当たり前ですね。
退職願の書式と文例については、特に会社で指定されたフォーマットが無い限りは、決まりがありませんので、常識的に失礼の無い内容で書くようにしましょう。
また、ワープロなどで作成した印刷文字の文面よりは手書きで書いたものの方が、退職というネガティブなイメージを和らげる効果があるように思います。
以下の例は手書きの文字ではありませんが、たとえば、こんな感じに・・・、
解説いたします。
★用紙、筆記用具
一般的には白地縦書きの便せんに、黒いインクの万年筆、あるいはサインペンで書きましょう。
鉛筆やシャープペンシルのように消すことが出来るような筆記用具は避けましょう。
★封筒
白地で縦型の封筒を使ってください。表の中央に「退職願」あるいは「退職届」、裏に部署名と氏名を記入してください。
★表題
「退職願」、「退職届」とし、一行目の中央に書く。
★書き出し
本文の書き出しは「私事、」あるいは「私議、」と書きます。
★退職理由
「一身上の都合により」あるいは「家事の都合により」などが一般的で、具体的な理由を書く必要はありません。
★退職日
会社側と相談して決めた日付を記入します。
★届け出年月日
退職願を書いている日ではなく、退職願を提出する日を記入します。
★署名・捺印
所属部署、氏名を記入し、その下に押印します。(認め印で構いません)
★宛名
宛名は社長名になります。自分の名前の位置を社長の名前の位置より下に書くことが礼儀とされています。
以上が退職願・退職届の正しい書き方です。
やはり「立つ鳥後を濁さず」の精神を持って、きちんとした退職願を提出することで、清々しく転職活動ができるというものでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
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