
退職時の上手な意思表示の仕方
転職を考えて、いよいよ退職しようと決意した後、緊張するのはやっぱり退職の意思を会社に伝えることじゃないでしょうか?
また、退職・転職の理由は人それぞれですが、どんな理由であれ、一緒に働いてきた同僚やお世話になった上司などに意思表示を伝えるのはちょっと心が痛みますね。
ここでは、「退職の意思表示」について考えてみます。
その前に、まず、自分の気持ちが間違いなく「退職」で固まっているかをもう一度自問自答してください。
もし、会社側から強く引き止められたときに、意思が固まっていないと気持ちが揺らいでしまうでしょう。
そうなると、話し合いの後の結果として会社に残ることになった場合、退職の話しを一度でもしてしまった手前、妙に気まずい雰囲気になったり、昇進、昇格に悪影響を及ぼす可能性もあるわけです。
なので、意思表示をする前に、「退職」の意思が一時的な感情でないことを自分なりに確認しておくことが大切なのです。
退職する意思が固い決意である、と自分で確認できたら、いよいよ意思表示です。
まずは直属の上司に「相談」という形で、話しをしましょう。
そのとき、「どのように切り出すか」ということばかりを気にしてつい言い出せずに一日が終わってしまう、なんてことがありがちですが、そんなときは午前中に伝えることを心に決めて直属の上司に直接会って伝えるのがコツです。
前日のうちに「明日の午前中に必ず言うんだ!」と自分に言い聞かせて、臨むようにします。
特に午前中でなくても構わないのですが、とにかく「その日の早いうちに」ということを決意しやすくするために、「午前中に」としておくとよいということです。
退職の意思表示が受け入れられたら、次は「退職届」の準備です。
退職届の書き方はこちらのページにありますので参考にしてください。
退職理由としては「一身上の都合により・・・」という抽象的な言葉で十分ですが、退職する日にちは必ず「◯月◯日をもって・・・」とはっきりと明記することが大切です。
また、仕事の引き継ぎや人員の補充など会社の負担を考えて、退職日の一ヶ月以上前には会社に伝えるべきでしょう。
給料の問題や、待遇の問題、人間関係など退職・転職の理由はいろいろあると思いますが、「辞めたくなったから辞める」という考え方ではなく、「立つ鳥後を濁さず」の諺どおり「去り際のマナー」を踏まえて気持ちよく退社したいものですね。
ぜひ、参考にしてみてください。
関連記事
-
-
計画的な退職を心がけましょう。
ポシティブに転職を考えている人は、自分の人生をステップアップしたいと考えている人がほとんどだと思いま
-
-
退職願・退職届の違い
さて、退職の気持ちが固まり、会社に辞意を表明するときがやってきました。 ちょっと緊張する瞬間で
-
-
退職願・退職届の正しい書き方
さて、予告どおり退職願・退職届の正しい書き方をお伝えいたします。 まず、封筒の書き方ですが、表
- PREV
- 計画的な退職を心がけましょう。
- NEXT
- 退職願・退職届の違い