ハローワークと転職サイトのどちらで転職を決める?
さて、転職・再就職を決めた後、いざ転職先を探すとなると一般的にはハローワークに離職票を持っていき、希望条件を照らし合わせた上で自分にあった会社を探しますよね。
だいたいの人がそうでしょう。
しかし、昨今ではインターネット上にいろいろな就職紹介サービスを提供するサイトがあり、そういったサービスを利用して転職先を見つける人も多くなってきています。
また、サイトによっては転職希望者に手厚いサポートをしてくれるところもあるようで、転職先を見つけるのならハローワークよりも転職サイトの方が適している、なんて意見を耳にすることもあります。
そこで今回は、「ハローワーク」と「転職サイト」のどちらで転職先を探した方がいいのか、ちょっと調べてみました。
まず、ハローワークの場合は、地域密着型であることが一番にあげられます。
地元で就職したい方向きです。
ですから、中小零細企業が多く、過疎化のすすむ地域だと毎年のように求人が減少していく傾向があるそうです。
ただし、窓口の相談員もほとんどが地元の人なので、地域の就職事情などを熟知しているため、失業者の悩みに親身になって答えてくれます。
また、地域のキャリアコンサルタントなどの専門家を呼び、各種セミナーを開いたり、地域密着型の「利」を活かした運営が行われています。
一方、転職サイトの場合は、インターネットという特性上、当然全国規模の求人になります。
そもそも求人募集の掲載をする費用がかなり高額のようで、それなりに経費をかけることのできる企業の求人が掲載されていることになります。
大きな企業の求人に興味がある方は、転職サイトで検討された方がいいかもしれませんね。
ネット上にはいろいろな転職サイトがあり、それぞれ特色があるのですが、例として「リクナビNEXT」と「リクルートエージェント」を比較してみます。
リクナビNEXTとリクルートエージェントのサービスの違い
両サイトとも株式会社リクルートキャリアという会社が運営していて、求人情報を提供するサービスということは同じですが、リクナビNEXTはサイト上に掲載されている求人情報の中から閲覧者が興味のある案件に応募できるのに対し、リクルートエージェントはキャリアアドバイザーと呼ばれる専任のエキスパートと面談した後、応募者の経験や希望を基にしてその人にあった求人情報を提供してくれます。
面接での「合格力」を向上させるための対策については、リクナビNEXTではサイトに多数掲載している記事を読むことで様々なノウハウを習得でき、リクルートエージェントでは効果的な応募書類の書き方や、面接での受け答えをアドバイスしてくれます。
情報量ではどちらも多数の求人情報が掲載されていますが、リクルートエージェントでは企業の事情でサイトでは公開できない「非公開」の求人情報も多数扱っているとのこと。
また、応募や交渉などの手続きは、リクナビNEXTはレジュメを登録することで複数の希望企業への応募が可能になり、一方リクルートエージェントでは日程の調整から企業に対して言い出しづらい条件の交渉なども代行してやってくれます。
と、このように同じ転職サイトでもそれぞれ違った特徴を持っています。
インターネット上にある転職サイトは他にもまだまだたくさんありますので、いろいろなサイトを見て回ることをオススメします。
まとめると、ハローワークと転職サイトのどちらがいいということではなく、どちらも上手く利用することで上手な転職ができると思います。
転職したいと思っている方が「どういう転職を望んでいるのか?」で、使い分けるのが一番いい方法なのではないでしょうか。
リクナビNEXT
リクルートエージェント
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