求人情報誌で求職活動するときのマメ知識

ご近所のスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの片隅に置かれてるフリーペーパーのラック。

その中によくその地域限定の求人情報誌が置いてあります。

手っ取り早く求人情報を得られるとあって、再就職・転職を考えている方の中にはこの求人情報誌を手に取られる方も少なくないようです。


しかし、小さな枠の中に小さな文字を詰め込むように書かれている求人広告がほとんどなので、ときどき「ん？これはどういう意味なんだろう？」なんて疑問を抱くことも多々ありますよね。

広告内容だけでは不明な点は、思い切って募集主に問い合わせてみることももちろん大切ですが、広告に書かれている各項目について、一歩踏み込んだマメ知識を持っていると理解が深まりますね。


★時間
所定の勤務時間は原則的に、１日８時間まで、週に４０時間までと定められています。１８歳未満の深夜２２時から翌５時までの勤務は法律で禁止されています。

★収入
月収、日収などの収入表記は、月給、日給といった給与と違い、残業代、交通費など全員に一律に支給されない手当や歩合給などが含まれた金額です。働き方、個人によって変動する金額ですので、詳しいことは面接時などに確認するようにしましょう。

★資格
応募するときの条件です。

★待遇
昇給・賞与・各種手当・保険等について明記してあります。社会保険＝労災保険・雇用保険・健康保険・厚生年金保険の４つの総称です。労災は原則すべての労働者が対象です。その他は、一定の基準を満たせば、アルバイト・パートでも加入できます。

※手当てとは
法的に義務付けられている手当て（残業手当・休日出勤手当等）と、会社が独自に定めている手当（皆勤手当・住宅手当・資格手当等）の二種類があります。

★給与
給与システムには、以下のような種類があります。

①固定給
ある時間の単位（時間・日・週・月・年）に対し、決まった額を支給する制度。時給制・日給制・月給制・年棒制があります。

②固定給＋歩合
毎月一定の固定給に、業務成績に応じた歩合給が加算されるシステム。営業職や販売職に多い。

③保障給制
固定給＋歩合の一種。その月の成績が悪く、歩合部分が極端に低かった場合でも、一定額を保障するシステム。

④完全歩合制
完全出来高制・フルコミッション制ともいう。
固定給がなく、仕事量や売上げのみで報酬が決まるシステム。
通常の雇用ではなく、業務委託になります。

※広告表示の給与額と手取額について
広告に表記している給与額は、いわゆる税込み額「額面給与」となります。
そこから、税金・社会保険料などが引かれた金額が「手取額」となります。
控除される税金・社会保険料などの金額は、社会保険の加入、支給額や扶養家族の状況などによって変わります。


意外とその本当の意味を知らなかった方も多いんじゃないでしょうか？

上記に示したようなことを頭の片隅に置きながら求人情報誌を読めば、双方で誤解なく安心した再就職・転職活動ができると思います。
ぜひ参考にしてみてください。